交通事故の被害者は加害者にどんな請求できるの?

Q、私はこれから免許を取得する立場ですが、両親から免許を取得して車の運転をするようになった場合には絶対に事故だけは起こさないでくれと言われています。

そのため教習所でも特に厳しく教えてもらえなどと言われているのですが、万が一にでも自分で事故を起こしてしまったら相手に対しての保証がとても大変だし迷惑をかけることになるため、この辺に住んでいることもできなくなると言われています。
確かに交通事故を起こしてしまうといろいろと大変なことはわかるのですが、事故の加害者というのはそんなにも悪者扱いとなってしまうのでしょうか?

一家揃って引越しをしなければならないなどと言われているので、これから免許を取得する立場として少々怖じけづいている部分があります。
また私自身が被害者になってしまった場合であっても先方が保険に加入していなければとても大変な思いをするので本当に事故だけは防ぐようにと毎日のように言われています。
私自身これから免許を取る立場として実際に運転するようになったら、もちろん事故なんて起こすつもりはありませんが、万が一にでも事故が起きてしまった際にはどんな保証問題が発生してくるのでしょうか?

A、保証内容には非常に様々なものがあります。

交通事故による保証というのは一つだけではありません。
状況に応じて様々なものがありますが、まず絶対的に被害者に対して加害者が支払って辛くてはならないのが、車両に関しての費用となります。
車両が傷ついてしまったり、損傷してしまった場合にはこのような部分も修理しなければなりませんので、ここでの費用を加害者は支払う必要があります。
また車自体が廃車となってしまった場合には新しく車を購入するための費用も保証なければならないのですが、ここでの費用というのはあくまでも交通事故を起こしてしまったタイミングでの評価額に基づいたものとなっています。

ただ近年では保険会社によって新車の状態で購入した時と同じだけの保証が行われる事も増えてきました。
それから被害者が怪我をしてしまった場合には治療するための通院費用や必要に応じて交通費なども必要になってきます。
公共の乗り物を使用した場合は勿論ですが、どうしてもこういった乗り物を使用するのが難しい場合にはタクシーを使用することもありますので、こうした費用まで加害者の負担となります。

怪我の程度によっては入院や手術が必要になりますが、そういった費用に関しても全て加害者の負担となります。
そして最も大きくなってくるのが事故による怪我から後遺症が残ってしまったケースとなります。
後遺症が残ってしまうと認定された等級に応じての逸失利益というものを支払わなければならず、この費用が莫大になってしまうことも考えられます。
さらにもう一つは、最終的な示談に向けて被害者がどれだけの精神的ダメージを受けたのかについてを計算した上で慰謝料という形で支払うことになっています。

このほかには、被害者が通院のためや怪我によってお仕事を休んだ場合の休業保証なども行うことになっているのですが、基本的に任意保険に加入していれば保険会社から加害者側に対して負担されるものとなっています。
そのためご両親が教えられているのは任意保険に加入していない状態での話ではないでしょうか。
ただし、被害者になってしまった際には加害者が保険に加入しているかどうかはわかりませんので、もし加害者が保険に加入していないようであれば自賠責保険などから最低限の保証しか受けることができずご自身側で様々な費用を負担しなければなりませんので、こうした部分での懸念があるのではないでしょうか。

加害者になってしまったからといって必ずしも極端に悪者扱いされてしまうようなことはありませんが、例えばお酒を飲んだ状態で加害者になってしまったなどといったケースや、死亡事故につながってしまったなどの場合には、どうしても周囲からの噂話なども気になってしまうので引っ越しを余儀なくされてしまうような加害者の方もいるのは事実です。
誰でも事故を起こそうと思って運転するわけではありませんから、こうした部分については本当に自分自身が気をつけながら運転するしかありませんが、これから免許を取得するにあたり、あえてこのように厳しい意識を持って欲しいと言う意味で色々とアドバイスや指摘をしてくれているのだといえるでしょう。

参考:静岡県浜松市の交通事故に強い弁護士事務所 | 弁護士法人コールグリーン浜松オフィス

Q、交通事故の慰謝料が一度決まったら変わらないのでしょうか?

私は交通事故の被害者になってしまい加害者からの休業保証などを受けるのですが、最終的に決まった慰謝料に納得することができません。
こちらが被害者であるにもかかわらず過失問題を決める時にも加害者がまるでこちらが悪いような言い分をずっと主張していて、警察を含めて、その後保険会社で過失割合を決めるまでにも長い時間が必要となりました。
その間も私は怪我をしていたので通院などをしなければならず、話し合いが進まなかったので思うように通院も出来ませんできた。

その後は過失が決まって通院もハイペースで出来たのですが、後遺症こそ無かったものの、かなりのスピードでノンストップ状態で赤信号を無視してきたので、その場はパニックになってしまうし、本当に大変な思いをしました。
もうすぐ示談というところなのですが、慰謝料の金額に納得ができず、何とかして金額をあげて欲しいと思っています。
保険会社が提示した金額を変えることは出来ないのでしょうか?

A、交渉次第では弁護士さんに相談した方が良いです。

交通事故で示談になる際の慰謝料というのは、特に明白な決まりはありません。
これまでの前例などを参考にしながら被害者が精神的に受けたと思われるダメージから慰謝料が計算されるのですが、保険会社などの場合には、ある程度相場というものが決まっていますので提示された金額を引き上げるというのは難しいといえるでしょう。
その他の保証についても提示されているようであり、さらに後遺障害が残っていないのであれば当然ながら妥当な金額が提示されているはずです。
そのためこれ以上保険会社と話をしても慰謝料に変化はないでしょう。

どうしても慰謝料の金額に納得ができないのであれば弁護士さんに相談するしかありません。
弁護士さんというのは保険会社が計算している慰謝料の金額よりも高くなることが知られています。
それは保険会社と弁護士さんに慰謝料の計算方法についての基準が違っているため、弁護士基準で計算したほうがトータルでの金額は高くなると言う部分になります。
とはいえ、やはり後遺症が残っていない状態であれば爆発的に金額が多くなるわけではありませんので数十万円単位で慰謝料が増えることを念頭に置くと良いでしょう。
ただし、休業保証をはじめとしてその他の入院費用などに関しても妥当な金額で保証されているかどうかを判断するため、全ての金額において保険会社から提示された内容を弁護士さんに一度相談してみると良いです。
中には休業保証などについても非常に低い計算で金額が決められてしまうような保険会社もありますので、仕事を休んだ間の給料だけではなく、その間にボーナスなどがあればこうした部分も加害者に対して請求することができます。
さまざまな保証を含めた上で慰謝料の計算までを弁護士さんに行ってもらうと良いでしょう。